こんにちは Hushijimです。
すっかり秋めいてきましたね。
この季節にぴったりの聖書カバーを現在制作中です。
今回はその裁断で注意していることについて記そうと思います。
裁断で気をつけている点はズバリ生地の「地の目」!
たて糸、よこ糸それぞれの糸の通り方です。
反物によって縦横が比較的直角に、綺麗に通っている反もあれば
そうでないものもあります。
経験では布端(耳)の近くで歪みやすい印象です。

地の目が歪んでいると問題なのは、見た目と縫いづらくなること。
私が工場で裁断をしていた時はよく縫製担当から「地の目、曲がってる〜」と言われたものでした(笑)
あまりに歪んでいるときは手でほぐしたり
アイロンである程度整えてから裁つようにしています。
多少、というのがポイントで
完璧に地の目を通すことができればそれに越したことはありませんが
それはとても大変な作業で現実的ではありません。
だから布の端に近い部分では目につきやすいパーツは取らず、
見返しや裏側にくるパーツなどを取るようにしています。
多少曲がっていても進められるか、許容範囲を超える歪み度合いだから手間でも直すか
その判断が裁断では求められると思います。
一番気を使うのは表地、次に裏地、芯はスピード重視です。

裁断を適当にやってしまうとその先の縫いで修正するのは難しく、効率も悪い。
解消できる問題はなるべく上流で、そんな意識で裁断をしています。

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