こんにちは、Hushijimです
新作のファスナー付き聖書カバー
裏地をつけないので縫い代がほつれないようにパイピング始末をしています。
パイピング始末というのは布の端をバイヤス布(布目に対して45度の角度でカットしたテープ状の布)
で包むことです。
一番簡単なほつれ防止法はロックミシンをかけたりジグザグミシンをかけること。
でも見た目はイマイチなので見えない場所に使うことが多いです。
これに対して今回は見える位置になってしまうので丁寧にパイピング始末でいきたいと思います!
生地を35mm幅で斜めに裁断。

縫う箇所が直線であればこのような特殊なミシン用アタッチメントをつけて

綺麗に包むことができます。

・・・
包むことができるはず!
なぜねじれる!?
アタッチメントを微調整したりバイヤス布の幅を変えても効果なし(泣)
でも
解決しましたよ!
原因はバイヤス布の素材でした。
グレーの生地はワッシャー加工された生地で
あえて洗いっぱなしのような自然なシワ感が特徴です。
本当は「シーチング」という最もベーシックで使いやすい生地が欲しかったのですが
たまたまそのときグレーが売り切れていてこちらの生地にしたんですね・・・
シーチングで試したらこの通り

綺麗に包むことができました。
グレーのシーチングを改めて買うことにはなりましたが、
これも勉強になったと思うことにします。
本日の教訓 パイピングはシーチングで!
そして、
直線はこの方法で包んで、
カーブのきついところはもう少しアナログに手間をかけます。
生地を35mm幅で斜めに裁断するのは一緒。
斜めに裁断すると縦地や横地に裁断するのと異なり
よく伸びカーブにもフィットしやすくなります。
次はアイロンとこのようなテープメーカーを使って
折ってテープ状にします。



ちなみにこの4つ折りのテープ、市販品もあります。
市販品を使えば早いんですけど、色が限られてくるのと割高になるのがデメリットですね。
一度に何点も作る場合はテープも自作して、
趣味で一点作るのみであれば
出来上がったテープを買ってしまった方が早いと思います。
幅もいろいろあるので縫い代の幅に合わせて選びましょう。
新作はこの工程が多く
今必死でバイアステープと格闘しています!
これまでのところイメージ通りに仕上がっており完成も間近。
どうぞお楽しみに!

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